春のソワレ - 1/14

◎前置き

海沿いの地方都市・南海に引っ越してきた高校2年生の愛子。
穏やかな海の街に馴染み始める予感がした矢先、編入先の臨海高校で再会したのは、前の仕事先に現れた嫌な客・梧桐秋也だ。けれど、前のときと違う友好的な態度で、愛子には厚遇のアルバイトまで斡旋してくれることに。
その仕事内容は、南海エリアで年3回開催される県内の若者向けの大人気イベント『ソワレ』のルパスホールの給仕。
ソワレは、南海に根付く愛子世代のコミュニティ『陣』が実質仕切るイベント。そこで、愛子はソワレや”陣”というものを、改めて目の当たりにするのだった。

 

登場人物(振り返り用)

◇衣沢家
衣沢愛子(きぬさわあいこ)……南海エリアの臨海高校2年生(C組)。谷川から南海の臨海高校に編入。
衣沢充(きぬさわみつる)……愛子の弟。小学生6年。
神村逸子(かみむらいつこ)……愛子と充の叔母。二人の保護者。

◆臨海高校
梧桐秋也(あおぎりあきや)……臨海高校2年生&実行部トップ(A組)。陣幹部。眼鏡こだわり派。
芥川純(あくたがわじゅん)……臨海高校2年生&実行部(C組)。陣の上位メンバー。茶髪の大男。
日比野勇臣(ひびのゆうしん)……臨海高校2年生&実行部(C組)。陣の上位メンバー。潤滑油のような男。
元木京子(もとききょうこ)……臨海高校2年生(C組)。強気な和風美人。
木村マミ(きむらまみ)……臨海高校2年生(C組)。天然で小心者な黒ギャル。
野沢直子(のざわなおこ)……臨海高校2年生(C組)。超長身細身女子。
浅見ルナ(あさみるな)……臨界高校2年生(A組)。カリスマあふれる美人で、南海では抜群の知名度を誇る。
宝田(たからだ)……臨海高校2年の陣メンバー。ソワレで愛子が働くルパスホールのホールリーダー。接客担当。
伊地知(いじち)……臨海高校2年の陣メンバー。ソワレで愛子が働くルパスホール全体のリーダー。キッチン担当。

◆ソワレ・陣関係者
陸奥英司(むつえいじ)……17歳。南海の若者世代のコミュニティ『陣』のトップで、ソワレの実行役。
笠間稜(かさまりょう)……17歳。陣幹部(ナンバー2)。実家のバイク屋勤務。
馬春鈴(マオチュンメイ)……山辺高校2年。女の子で唯一の陣幹部。愛子の2つ目のバイト先・マオ牧場のオーナー。
月岡(つきおか)……正木高校2年。陣の上位メンバーでソワレの実行役。
立木(たちき)……17歳。陣メンバー。ソワレで愛子が働くルパスホールのホール兼キッチン担当。
瀬戸口(せとぐち)……山辺高校1年。高校2年以外の唯一の陣メンバーで、ソワレのサポーター担当。

◆南海の住人
坂道真知子(さかみちまちこ)……南海駅前の純喫茶『海音』の店主。愛子の一つ目のバイト先。逸子の後輩。